【ジャカルタモーターショー15】洗車市場にも「日本流」を…エムケー精工

自動車 ニューモデル モーターショー
エムケー精工ブース
エムケー精工ブース 全 3 枚 拡大写真

8月20日にジャカルタ郊外の見本市会場、ICEで開幕した「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)」。部品メーカー、や品メーカーのブースが並ぶホール1に、異色の出展者を発見した。日本から洗車機を持ち込んで展示したのはエムケー精工。

【画像全3枚】

現在のインドネシアでは自動洗車機がほとんど普及しておらず、洗車は手洗いが基本。そんな中で「機械での自動洗車の良さを伝えたい」と出展意図を語るのは同社営業統括部の城本和男部長。

インドネシアでは自動車市場が拡大を続けている。これにともなって、洗車ニーズも増加するというのは自然な考えだ。それでは具体的に、いったいどんなメリットをアピールしてゆくのだろうか。城本部長は「節水、作業時間短縮、それにクオリティの平準化というのがポイントです」と明快に説明する。

洗車の自動化は、初期投資こそかさむものの労務コストを大幅に抑制できるほか、水の使用量を必要最小限に抑えることで水道コストも低減。素早い作業で客の回転率が上がることも、コスト低減と利益率の向上に繋がる。

また高水準のサービスを均等に提供できることも魅力になるという。「自動洗車機を使うとボディが傷だらけになるというのは昔の話。それに水資源を無駄遣いしないというエコロジカルさも、魅力として伝えたい」(城本部長)

今後は日本と同様に、サービスエリアやガソリンスタンド、洗車ショップなどに売り込んでいきたいという。市場ポテンシャルは未知数ながら、今後はインドネシア特有のニーズを探りながらの営業活動となるようだ。

「日本流そのままでは通用しない、ということも出てくるでしょう。そのときは”インドネシア流”を顧客といっしょに考えていきたいですね」と城本部長は今後の展望を語っている。

《古庄 速人》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. ペダル踏み間違えで発生した死亡事故、高齢の被告に実刑判決
  3. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  4. 三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に
  5. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る