リンギ安、シンガポールで働くマレーシア労働者に恩恵

エマージング・マーケット 東南アジア
シンガポール
シンガポール 全 1 枚 拡大写真

通貨リンギの対シンガポール(S)ドル為替相場が下落を続けており、シンガポールへ毎日通勤しているジョホール州の労働者が為替差益の恩恵を被っている。

1年前の両通貨の為替レートは1Sドル=約2.5リンギだったが、昨年末にはリンギ安が進んで2.6リンギを突破。今年1月には2.7リンギを突破、6月には2.7リンギ台が定着した。7月には2.8リンギを突破した後は急激にリンギ安が進んで、8月25日にはついに3.0リンギの大台に達した。

シンガポールで働くマレーシア人は40万人ほどいると推定されている。一般労働者の平均賃金は1,400Sドル程度であるため、リンギ換算すると4,200千リンギとなり1年で700リンギも増えたことになる。技能労働者も含めると平均賃金は2,000Sドルで、実に6,000リンギを超える額となる。

ジョホール州観光国内取引委員会のティー・シウキョン氏は、シンガポールからの観光客増加も含め、年間500億リンギが同州経済にもたらされているとの試算を明らかにした。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  2. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 同じレートでも違う? 直巻きスプリングで乗り味が激変する理由~カスタムHOW TO~
  6. 日産『ルークス』新型、クールなカスタマイズモデル「AUTECH LINE」が登場! 専用の黒内装も
  7. 『マツダ3』、米2026年モデルで「ハーモニックアコースティクスオーディオ」を標準化
  8. F1マシンの設計者が手がけた新型軽量スポーツカー『N1A』米国初公開
  9. 今、ヨーロッパで一番売れているコンパクトSUV!ルノー『キャプチャー エスプリ アルピーヌ』とプチヴァカンスへPR
  10. キティ好きは要注目! 使うならかわいい方がイイ♪. 新作キャラクターグッズが続々登場![特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る