メルセデスベンツが上海モーターショー15で公開した『コンセプトGLCクーペ』。Spyder7はその市販モデルを初キャッチ、そのスタイリングとポジションに太鼓判を押す。
メルセデスベンツは現在モデル名を統一化しているが、『GL』はSUVを表し、その次のアルファベットはポジションを表す。つまり『GLC』はCクラスと同ポジションのSUV。そのクーペ版で、現在のラインアップでは最小のクーペSUVとなる。
コンセプトモデルではサイドの窓は小さく、ルーフを低くしたルックス重視のデザインだったが、捕捉した市販モデルに変化はあるのだろうか。
フロントバンパーにはカモフラージュがされており、詳細は不明。コンセプトモデルではフロントグリル、スリーポインテッドスターの横格子が一本だったのが二本になっているが、これは少し怪しい。なぜならGLCが二本になり、スポーツタイプのクーペと差別化するはずだからだ。
ボンネットのバルジは八の字に変化しており、スポーティーさを感じる。
注目はサイドビューだ。ルーフは高く、窓が広くなり、後部座席には十分な居住空間を確保しつつも、スポーティーなキャラクターライン、クーペルーフの処理は見事だ。
パワートレインは3リットルV6ツインターボ他、ハイブリッドもラインナップされる。
ポピュラーなCクラスベースであり、人気のクーペスタイルを持つSUVと考えれば世界的な大ヒットも現実味を持つ。