スズキ、VWの保有株を買い戻しへ…国際裁判所が仲裁判断

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スズキの、鈴木修会長(右)と鈴木俊宏社長(左)
スズキの、鈴木修会長(右)と鈴木俊宏社長(左) 全 2 枚 拡大写真
スズキは8月30日、独VW(フォルクスワーゲン)との資本提携解消をめぐり、国際仲裁裁判所がVWが保有するスズキ株を直ちに処分するよう命じた判断が通知されたと発表した。

鈴木修会長らスズキ首脳が同日、都内で緊急に記者会見し、鈴木会長は「判断に満足している。喉に引っ掛かっていた小骨が取れたようにすっきりした」と語った。スズキは、VWが保有してきた19.9%の株式を、近いうちに市場価格で買い戻すことになる。鈴木会長は、買い戻し額は最近の時価だと4000億円規模と指摘した。

スズキとVWは2009年12月に、双方が株式を持ち合い、技術面でも協力するなど包括提携した。しかし、11年になってVWがスズキに対して「重大な影響が及ぼせる会社」と位置付けたため、スズキが反発。スズキは同年11月に提携解消をVWに通知するとともに、国際仲裁裁判所に仲裁を申し入れていた。

《池原照雄》

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