日産自動車の米国法人、北米日産は8月16日、米国向けの新型『タイタンXD』に、ガソリンエンジン搭載車を設定すると発表した。
初代『タイタン』は、日産初のフルサイズピックアップトラックとして、2003年に米国市場へ投入。現地では、フォード『Fシリーズ』やGMのシボレー『シルバラード』、クライスラーグループの『ラム』、トヨタ『タンドラ』などと競合してきた。
デビューから10年以上が経過して、日産はタイタンのフルモデルチェンジを実施。2代目は、新たにタイタン XDを名乗り、2015年1月、デトロイトモーターショー15で初公開された。タイタン XDは、デザインはカリフォルニア州、開発はミシガン州、車両の組み立てはミシシッピ州、パワートレインの生産はテネシー州で実施。
当初、発表されたのは、ディーゼルエンジンのみ。カミンズ製の5.0リットルV型8気筒ターボディーゼルは、最大出力310hp、最大トルク76.7kgmを発生する。米国のピックアップトラックで重視される最大牽引能力は、5443kg以上を確保した。
北米日産は8月16日、米国向けの新型タイタンXDに、ガソリンエンジン搭載車を設定すると発表。新型タイタンXDは2015年後半、米国で発売予定。ガソリンエンジンの詳細は公表されていないが、2016年春、米国市場に投入される。