【ジャカルタモーターショー15】トヨタ ヤリス、インドネシアで独自進化…派生モデルの提案

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ヤリス・レギャン
ヤリス・レギャン 全 13 枚 拡大写真

ジャカルタ郊外で開催された「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)」でトヨタは、新興国向けモデル『ヤリス』をベースにした2台のコンセプトカーを公開した。1台はコンバーチブル、もう1台はSUVルックのスペシャリティモデルだ。

コンバーチブルは『ヤリス・レギャン』、SUVルックのものは『ヤリス・ヘイカーズ』と名づけられている。どちらもトヨタとアストラインターナショナルの現地合弁企業、トヨタアストラモーター(TAM)が独自に企画、デザインしたものだ。

ベースとなったヤリスは5ドアハッチバックのみだが、ヤリス・レギャンではドアやフェンダーが大きく変更されて3ドアとなっている。また幌やハードトップを装着することは想定していない。

バリ島には同名のリゾート海岸があり、各国からサーファーが集まることで知られている。そうしたスポーティで活発なイメージをストレートに表現した提案だ。ボディ前後のグラフィックスも大きく変更され、大胆な形状のフロントグリルが目を引く。

いっぽうヤリス・ヘイカーズはレギャンよりも現実的な提案。最低地上高を大きくしてルーフレールを追加したほか、ボディ前後やホイールアーチに樹脂プロテクターを追加してSUVらしい装いとしている。

ヤリス・レギャンとヤリス・ヘイカーズはいずれもコンセプト提案で、販売の予定はない。しかしインドネシア市場でもSUVの注目度が高まり、オフローダーではない乗用車ベースのコンパクトSUVが各メーカーから登場してきている。

だからヤリスをベースにして、ヘイカーズのようなSUV感覚のコンパクトモデルが投入される可能性は小さくない。またレギャンのスタイリングのアイデアはフェイスリフトなどに応用できそうだ。

《古庄 速人》

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