【ジャカルタモーターショー15】屋外展示スペースになつかしの日本車

自動車 ニューモデル モーターショー
「ModcomFest 2015, Japanese Classic Retro Show」展示風景
「ModcomFest 2015, Japanese Classic Retro Show」展示風景 全 22 枚 拡大写真
ジャカルタ郊外で開催された、「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)」では、屋外展示スペースも用意された。そこにはトヨタ『カローラ』をはじめとした「なつかしの日本車」が並べられ、日本人プレスの目を釘付けにしていた。

これは「ModcomFest 2015, Japanese Classic Retro Show」という企画展示。ModcomFestとはカスタムカーの話題を紹介するウェブメディア、modifikasi.comが主催するイベントの名称だ。GIIASでは日本の旧車に焦点を当てた企画とし、さまざまなカークラブから車両が出展されている。

カスタムカーのメディアが主催しているため、展示車両のほとんどすべてにカスタマイズが施されているのが特徴。一見オリジナルの状態を保っているように見える車両でも、よく見ればどこかに社外パーツが装着されている。

とくにインパクトを与えてくれるのは、極太の「引っぱりタイヤ」やオーバーフェンダー、「出っ歯」状のチンスポイラーなど、昭和時代の「街道レーサー」を彷彿させるスタイルのカローラだ。

さらにインドネシアは日本と同じ右ハンドルだが、マツダ『ファミリア』やホンダ『アコード』などはアメリカ仕様のグリルやバンパー、ランプ類を持つ。ノーマル状態を保っているように見えるトヨタ『コロナ』には、車庫証明の模造ステッカーが貼られていた。

もしかすると、この無節操なカスタマイズには眉をひそめる向きもあるかもしれない。しかしカスタマイズは他者に迷惑を及ぼさない限りユーザーの自由。インドネシアには、日本車を題材にして奔放に楽しんでくれている人がたくさんいるということでもある。

《古庄 速人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  2. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  3. トヨタ『ランドクルーザー250』、米2026年型は今秋発売…日本にない326馬力「i-FORCE MAXハイブリッド」搭載
  4. フェラーリ『849テスタロッサ』、日本初披露…価格は6465万円から
  5. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る