富士重、陸自向け新多用途ヘリコプター開発へ…試作請負契約を締結

航空 企業動向
UH-X完成イメージ
UH-X完成イメージ 全 1 枚 拡大写真

富士重工業は9月2日、防衛省との間で陸上自衛隊向け新多用途ヘリコプター(UH-X)開発プロジェクト立ち上げ事業の試作請負契約を締結したと発表した。

富士重は、米国ベル・ヘリコプター・テキストロンと、412シリーズの最新型ヘリコプターである412EPIの発展型機「富士ベル412+(仮称)」を共同開発し、この機体を共通プラットフォームとして陸上自衛隊向けUH-Xを開発する計画。

民間機として開発する富士ベル412+は、412EPIのメイン・トランスミッション内の潤滑油が抜けた状態で、30分間の飛行継続が可能とするともに、トランスミッションの出力向上、機体の耐久性の改善など、性能と安全性を向上させた機体。自社開発した金属表面加工技術や、民間機大量生産などで培った高効率生産技術などを投入する計画。

販売は、ベルのネットワークを活用し、協力して世界に向けて販売する。

富士重は、ベルとの55年間にわたるパートナーシップのもと、航空宇宙カンパニーにUH-Xと富士ベル412+の製造ラインを構築し、共同でヘリコプター事業を展開していく予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ソニー・ホンダが発表予定の新コンセプトカーに「期待十分」の声、進化の早さに「想像以上」とも
  2. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
  3. 「ついに国内発売か」待望の3列シート、ルノー『グランカングー』登場にSNSでは「ワクワクですね~」と期待高まる
  4. レクサスとスバルが首位獲得、2025年日本自動車テクノロジー調査…J.D.パワー
  5. かつての「ハイラックスサーフ」、トヨタ『4ランナー』に米2026年型…ハイブリッド中心に9グレード展開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る