南北3000km・東西4500km…オーストラリア大陸のんびり旅

エマージング・マーケット オセアニア
Tourist attraction
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2016年北海道新幹線が開業になるという。こちらオーストラリアに長距離移動の取り組みとして、新幹線のような構想はない。

【画像全14枚】

長距離新幹線ができればオーストラリア国内の旅行も早くて快適になるのではないか、という考えもあろうが、自然の景観を楽しむのも旅の一つ。

そこで、オーストラリアでの交通事情を中心に話を進めてみたい。

大陸内での主要都市での公共交通機関は電車・バス・路面電車。また州をまたいでの移動は飛行機が主となっている。仕事のためなどで時間を有効に使うために飛行機を利用することはあっても長旅の道中を楽しむのがオーストラリア風の旅行の楽しみ方だ。

広いオーストラリア大陸を走る交通事情はどのようになっているのだろうか。

●オーストラリアの長距離交通事情

南北に関しては、南オーストラリア州から大陸北部に位置するノーザンテリトリーまで距離にして約3000km。長距離夜行列車The Ghan は約二日間をかけて南と北を走る。料金は、片道1000豪ドルから。長距離バス 片道48時間/500豪ドル。飛行機もバス同様で片道 約6時間/約500豪ドルから となっている。

東西は、大陸東部に位置するニューサウスウェルズ州シドニーから西オーストラリア州パースまでは距離にして約4500km。長距離夜行列車 the Indian Pacificは約四日間をかけて東西を走る。料金は、片道1500豪ドルから。

長距離バスは直行がないためにバスと電車の乗継となっている。 飛行機は直行便があるため若干安く 片道4時間/約300豪ドルから。

東西南北4都市を長距離電車で周るには最低2週間ほどはかかるのである。

●大陸という環境

オーストラリア大陸は広大な土地という環境から日帰り旅行をするわけにはいかず、行くだけでも数日はかかる。また交通費も決して安くないことから、旅を決めたからには時間を有効に使いたい。有効に使うというのは、急いで観光をするというのではなく、目的を決めてそのために時間を有効に使うということである。

●自然の中での旅の楽しみ方

自然の姿は24時間変化し、気象条件も大きくその姿にかかわってくる。それらの姿を楽しむのはやはりオーストラリアならではの旅の楽しみではなかろうか。

今年の冬は例年になく、時折強く雨が降りその後必ず大きな虹が空いっぱいに広がる。それはいつでも見られるものでもないとすれば、これらは旅の大きな収穫とも言えるのではないだろうか。長距離電車やバスでは、新幹線のような早い交通機関では見ることのできない風景が目の前に広がる、それがまた旅の楽しみなるだろう。こんな旅ではカメラが大いに役に立つ。

●オーストラリア大陸から離れた島へは

日本であれば橋をかけて観光を促すということになりそうだが、オーストラリアでの離島への移動手段は飛行機かフェリー。車を運ぶことに限っていえばフェリーのみ。これは島へ渡る車の数を制限することができる。また決まった輸送手段しかないと島へ渡る人の数も把握できるため、離島の自然を守るということに役になっているように思う。

観光に力を入れているオーストラリアではあるが、基本には自然の形をなるべく崩さないということ。自然の美しさを残しつつ旅を楽しむための手段を提案しているのがオーストラリアなのである。

【豪州ウォッチ】のんびりと行く旅がオーストラリア流

《Australia photographer Asami SAKURA@CycleStyle》

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