【フランクフルトモーターショー15】アウディ A8L「セキュリティ」に改良新型…防弾性能が向上

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アウディ A8L セキュリティ 改良新型
アウディ A8L セキュリティ 改良新型 全 4 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、アウディは9月8日、改良新型『A8Lセキュリティ』の概要を明らかにした。実車は9月15日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー15で初公開される。

A8Lセキュリティは、2011年2月に発表。『A8』のロングホイールベース車、『A8L』をベースに、世界のVIPのニーズに応えるさまざまなセキュリティ装備を加えた防弾装甲仕様車。

ボディパネルは厚みを増した専用鋼板に取り替えられ、窓ガラスにはポリカーボネート加工を実施。サイドシルも大幅に強化された。アウディによると、防弾性能は「VR7」規格を満たし、旧ソビエト連邦製のライフル銃、「AK-47」に耐えうるボディ強度を実現しているという。

フランクフルトモーターショーで初公開される改良新型モデルでは、防弾性能を従来のVR7から、「VR9」に引き上げ。これは、耐熱性に優れるアラミド繊維、特注アルミ素材などの採用により、達成された。

室内には従来通り、携帯電話以外の連絡手段として、インターコムを装備。顧客の希望により、非常脱出装置、火災時の自動消火システム、毒ガス攻撃に備えた酸素吸入装置などが装備可能としている。

エンジンは2種類で、直噴6.3リットルW12気筒ガソリン自然吸気エンジンを設定。最大出力500hp、最大トルク63.7kgmを引き出し、特殊装備によって重量が増したヘビー級ボディを、最高速210km/h(リミッター作動)まで加速させる。

《森脇稔》

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