JAXA、観測ロケットS-520-30号機の打ち上げに成功

宇宙 テクノロジー
2012年の観測ロケットS-520-28号機(参考画像)
2012年の観測ロケットS-520-28号機(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月11日、観測ロケットS-520-30号機を内之浦宇宙空間観測所から打ち上げたと発表した。

観測ロケットS-520-30号機は、「酸化物系宇宙ダストの核生成過程の解明」を目的としたロケットで、9月11日20時00分00秒に打ち上げ、正常に飛翔して打ち上げ53秒後に観測を開始、打ち上げ55秒後に小型姿勢制御装置による制御開始して、打ち上げ550秒後に内之浦南東海上に無事に着水した。

打ち上げ時の天候は晴れ、北西の風2.0m/秒、気温23.9度だった。最高到達高度は打ち上げから283秒後の312km。

これによって2015年度第一次観測ロケット実験は終了となった。

今回のS-520-30号機の実験では、酸化物系宇宙ダストの核生成過程を解明することを目的に、ロケットの弾道飛行による微小重力環境下で酸化物を蒸発させ、その後凝縮する酸化物粒子が生成し成長する過程を直接測定した。測定には、二波長干渉計、浮遊ダスト赤外スペクトルその場測定装置を使用した。

今後、各大学で詳しい解析が実施される予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る