JXエネルギー、鹿島製油所でSDA装置を活用した発電設備の試運転を開始

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JX日鉱日石エネルギーは、グループ会社の鹿島石油の鹿島製油所で、溶剤脱れき装置(SDA装置)を活用した発電設備の試運転を開始したと発表した。

SDA装置は、石油精製の過程で生成する重質油を、「脱れき油」と超重質な抽出残渣(SDAピッチ)に分離する。脱れき油は、分解することで付加価値の高い石油化学製品の原料や軽油製品を増産できる。

新設したSDA装置の処理能力は日産1万8000バーレル。商業運転開始は10月の予定。

「SDAピッチ」は、新たな自社電源として鹿島北共同発電から取得・改造したボイラ・タービン発電設備の燃料として使用する。電力は、業務用、産業用と、2016年4月に販売を予定している家庭用電力「ENEOSでんき」として販売する。発電出力は12万5000kWで、今年12月から商業運転を開始する。

同社では、これらの取り組みによって需要の減退に伴い余剰となる重質油を、より付加価値の高い製品にシフトすることで、製油所の競争力強化を図る。

《レスポンス編集部》

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