榛名湖がクラシックカーで埋め尽くされた…スプレンドーレ榛名2015、開催

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いすゞ ベレット1600GTR、アルピーヌA110、ポルシェ356
いすゞ ベレット1600GTR、アルピーヌA110、ポルシェ356 全 16 枚 拡大写真

9月20日、榛名湖駐車場(群馬県高崎市)において、スプレンドーレ榛名2015が開催された。主催は伊香保おもちゃと人形自動車博物館。

1990年までに生産されたクルマが対象のこのイベント。他のクラシックカーイベントと比較し、高年式までの参加が認められていることから、200台を超えるエントリーがあり盛会であった。また、今回は、86ピクニック、ミニピクニックも同時に開催された。

晴天に恵まれた当日、朝8時の開場とともに続々とエントラントが入場。あっという間に広大な駐車場がクラシックカーで埋め尽くされた。前述のとおり、比較的新しいクルマまで参加していることから、見学に訪れていた観客も親しみやすいイベントと感じているようで、気軽にエントラントに話しかけたり、そのクルマに関連した思い出話をしている光景が、あちらこちらで見られた。

更に、日本車が多く参加しているのも特徴的だ。日本車が多いイベントはどちらかというと、展示イベントが多い傾向にあるが、こちらは約80kmのラリー形式のクラスがあり、ほとんどがそのクラスに参加。観客も、実際に動くクラシックカーを楽しんでいた。

このラリーは、単に決められたコースを走るだけではなく、例えば20mを8秒で走れという計測競技や、榛名湖周辺のお店で買い物をし、主催者が決めた秘密の金額にどれだけ近い買い物をしたかという、お買い物競争なども組み込まれている。つまり、参加者が単に楽しむだけではなく、地元にも貢献するイベントとなっているのだ。因みに、その金額は今回初めてミニのイベントも行われたことから、320円であった。

毎年200台以上が集まるこのイベントも今回で14回目を迎えた。戦前から、1990年代のクルマまでバラエティに富んだ多くのクラシックカーを見られることがこのイベントの面白さだ。そして、実車以外にも古いパーツやミニカー、グッズ類、本や雑誌などを販売するオートジャンブルもあることから、会場で目にして興味を持ったクルマにまつわる用品を買い求めることが出来るのも魅力のひとつであった。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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