【アウディ TTロードスター 試乗】こんなクルマと過ごせたら、さぞシアワセだろうなぁ…島崎七生人

試乗記 輸入車
アウディTTロードスター 2.0TFSI Quattro
アウディTTロードスター 2.0TFSI Quattro 全 16 枚 拡大写真

確か“モカシン”と呼んだ、野球のグローブを模したステッチ入りの革シートや磨いたアルミのロールバー。初代ロードスターは、クーペ以上に何もかも凝っていた。それが2代目を経て今回の新型に。もちろんクーペ同様にその世界観は踏襲されている。

【画像全16枚】

が、初対面の試乗車で走り出した瞬間に「おや!?」と思った。歴代モデル中、もっともカラダに馴染みやすかったからだ。イチバンの要因は乗り心地のよさ。天候に恵まれ当然オープンでスタートしたが、まるでクーペ同等のしっかりしたボディ剛性をもとに、しなやかで非常に上品な乗り味をモノにしていた。

幌は約10秒でロックまで全自動、走行中も50km/h以下なら操作可能。なので閉じてみたが、この状態でも足が突っ張るような差はほんの僅か。ステアリングも決して重過ぎない。大袈裟ではないボディサイズで、リゾート地をゆっくり流すようなシーンは、このクルマにはお似合いだ。これまではスポーティが打ち出しだったと思うが、新型はずっと大人びた走りに進化している。

2リットルターボ(230ps/37.7kgm)のエンジン性能も緩急、いかような走りにも適応。6速Sトロニックの変速も的確で十分だ。

ポジションがシックリくるシートは相変わらず。新機軸の12.3インチの液晶ディスプレイ採用のメーターは、陽が差し込んでも見づらくならない。丸型のエアベントの中心にコントロールダイヤルを仕込んだ斬新なデザインも楽しい。

こんなクルマと過ごせたら人生はさぞシアワセだろうなぁ、試乗枠たった70分で返却などしたくないなぁ…と思わせられた1台だった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
  2. VW『カリフォルニア ビーチ』新型専用、空気注入式キッチンとベッドシステムの新コンセプト発表へ…キャラバンサロン2026
  3. N-BOXの牙城を崩すか、ダイハツ『タント』反撃へ…次期型はどう進化する?
  4. ポルシェ伝説の「フラットノーズ」、1台限りで復活…『911 GT2 RS』をベースに約3年かけて製作
  5. 「グレード構成どうなる?」トヨタ『ハリアー』次期型に期待の声、SNSでは予想デザインにも反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. 日立エナジー、空飛ぶクルマ向け電力インフラ整備へ…Eve Air Mobilityと覚書締結
  5. HERE Technologiesの「ロードアラート」、ユーロNCAPの要件に適合…最大1.35ポイント取得可能に
ランキングをもっと見る