【フランクフルトモーターショー15】全長は5.5m! 6輪仕様の超豪華な「スマート・リムジン」

自動車 ニューモデル 新型車
後ろの6輪仕様が迫力を伝える
後ろの6輪仕様が迫力を伝える 全 8 枚 拡大写真

フランクフルトモーターショー2015の会場へ向かう途中、街中で超ロングボディのスマートに遭遇。しかも驚いたことに6輪仕様だ。調べてみるとスマート『フォーツー』をベースにドイツのカスタムメーカー・LIMOUZINE社が製作したスマート・リムジン『Smart MadeForSix』であることがわかった。

LIMOUZINE社のホームページによると、その全長は5.5mもある。ベースとなったスマート・フォーツーの約2.7mの全長を2倍以上にまでストレッチしているのだ。これはスマート史上、最も長い仕様になるという。エンジンもチューニングアップされており、詳細なスペックは不明だが、ホームページ上の動画ではエンジンをスタートさせると同時にツインマフラーが咆哮音を響かせていた。

足回りは18インチホイールを履いた6輪設計。この仕様は同社ならではの特徴となっているようで、ラインナップとして揃えるハマーのリムジン仕様も6輪仕様となっている。タイヤからの突き上げ感は大丈夫かという心配もあるが、そこはリムジン仕様だけに乗り心地への配慮はしてあるものと思われる。

前ドアはノーマルをそのまま残したが、リムジンとしてストレッチしたドアは「ジェットドア」と呼ばれるガルウイングタイプを採用。乗降性を高めるためにドアは天井まで大きく開き、シートは4人分を確保。前席と合わせて計6名の乗車が可能だ。

リムジン仕様らしく、後部にはバーラウンジやAVシステムが搭載された豪華なインテリアが気分を盛り立てる。このインテリアは希望に応じたカスタムメイドが選択できるようだ。

フランクフルト市内で見つけた時は周囲から大きな注目。長さは5m超えの堂々としたリムジンスタイルだが、正面から見たらスマートらしいコンパクトさはそのまま。その意味では日本の道路事情にこそピッタリな仕様とも思えた。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  3. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  4. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  5. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る