9月18日、米国で発覚したフォルクスワーゲングループの排ガステスト不正問題。この問題に対して、米国のディーゼル普及団体が、声明を出している。
これは9月23日、「ディーゼル・テクノロジー・フォーラム」が明らかにしたもの。米国の非営利団体で、ディーゼルエンジンの燃費や技術などの重要性について、認知度を向上させる活動を行っている。
ディーゼル・テクノロジー・フォーラムはまず、「ディーゼルエンジンの技術全般について、疑念が広がっているのを受けて、声明を発表することを決めた」とコメント。
その上で、「自動車メーカーとエンジンメーカーは、世界一厳しい排出ガス基準を満たすために、研究開発へ数10億ドルを投資。米国EPA(環境保護局)やCARB(カリフォルニア州大気資源局)とも、密接に連携してきた」と述べた。
さらに、「ディーゼルエンジンが最もエネルギー効率の高い内燃機関エンジンであるという事実は、何も変わらない。消費者が引き続き、新世代のクリーンディーゼル車を選択してくれると確信している」とコメントしている。