欧州委、各国に調査を要求…排ガス不正車の総数把握へ

自動車 ビジネス 企業動向
米国で幅広い車種にターボディーゼルの「TDI」を設定するフォルクスワーゲン(参考画像)
米国で幅広い車種にターボディーゼルの「TDI」を設定するフォルクスワーゲン(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループによる大規模な排ガス不正。この問題について、欧州政府が声明を出している。

【画像全2枚】

これは9月24日、欧州委員会が明らかにしたもの。欧州委員会は、EU(欧州連合)の執行機関。

欧州委員会は声明の中で、「EU各国に、排出ガステストの結果を不正に操作する違法なソフトウェアが使われた自動車の総数を、調査するよう求める」と発表している。

フォルクスワーゲングループによると、当初、この違法なソフトウェアは、米国市場で販売されたディーゼル車およそ48万2000台に搭載。しかしその後、全世界でおよそ1100万台に搭載されている可能性がある、と公表していた。

およそ1100万台のうち、大半を占めるのが、ディーゼル車の人気が高い欧州市場と見られる。欧州委員会は、早期の実態把握に、乗り出した形となる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 1241万円で落札された伝説のコンプリートマシン、奈良のディーラーが購入者と判明 一般公開へ
  2. トヨタのAセグ初のハイブリッド車に、小型SUV『アイゴX』改良新型を欧州発売
  3. サプライズ! ヤマハの新型125cc、『Fazzio』登場…2025年のモーターサイクル記事ベスト5
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. 万能のメルセデスベンツ『ウニモグ』、史上最も豪華なコンセプトカー登場…『Gクラス』の上を行く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る