【ツーリズムEXPO15】恐竜ロボットが出迎える“変なホテル”…長崎ハウステンボス

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変なホテルのロボット。日本語だけでなく、英語でも対応
変なホテルのロボット。日本語だけでなく、英語でも対応 全 2 枚 拡大写真

 ハウステンボスは「ツーリズムEXPOJAPAN2015」にて、ロボットが受付や荷物の預かりなどを行う「変なホテル」を押し出した展示を行っていた。このホテルは7月にオープンしたばかりだが、ほぼ100%の稼働率で、とても大きな反響を呼んでいる。変なホテルという名称は「変わり続けることを約束するホテル」という意味で付けられたそうだ。

 今回の展示では、フロントで対応する恐竜ロボットの「未来くん」のデモを実施。実際のフロントでは、未来くんのほかにも、人にそっくりな美人ロボット「夢子ちゃん」や、小型2足歩行ロボット「NAOくん」も待機しており、お客さんが選択できるという。

 フロント受付ロボットの指示に従って、横にあるタッチパネルから情報を入力したり、カメラで顔を撮影する。フロントでは多関節の産業用ロボットがロッカーに荷物を自動的に収納してくれる。さらに工場で使われるようなAGV(無人搬送車)のポーター・ロボットが部屋まで荷物を運んでくれるというサービスぶりだ。

 部屋に入るときは、顔で認証され、キーレスでの入室が可能になるという点も便利だ。各部屋には、かわいいインフォメーションロボット「ちゅーりーロボット」があり、話しかけると、照明やアラームなども設定できる。手元のタブレットでも、部屋の操作やテレビの視聴までが可能だ。

 そもそも、なぜ変なホテルを企画したのだろうか? 同社の黒川敬之氏(マーケティング部 宣伝課 課長)は、「運営の人件費を抑えて安い価格で泊まっていただける実験モデルとして考えました。それなりにイニシャルコストはかかりますが、日本のみならず世界にも変なホテルを売り出したいと思っています。また先進的な輻射パネルを配し、光熱費も抑えています。いわゆる従来型の冷暖房設備ではなく、水流を使って空気を冷やしたり、西日が当たらないように設計しています」と、その企画意図を説明してくれた。

 このホテルは東京大学とのコラボレーションで完成したが、いま第2期工事を鹿島建設と進めているところだ。こちらは2016年3月にオープンし、合計で144部屋の変なホテルが完成するという。ちなみに21平米スタンダードタイプの部屋の料金は、2名利用時1室で1万8000円(一人9000円)。しかも朝食付きというお手頃価格だ。朝食は併設レストランの野菜工場で育てた無菌の野菜を使っているという。

【ツーリズムEXPOジャパン】恐竜ロボットが出迎える“変なホテル”……長崎ハウステンボス

《井上猛雄@RBB TODAY》

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