【ボルボ V60 ディーゼル 試乗】“ディーゼルとしては”の枕詞は不要…島崎七生人

試乗記 輸入車
ボルボ V60 D4 SE
ボルボ V60 D4 SE 全 7 枚 拡大写真

主力5モデルに一挙投入! インパクト絶大のデビューを飾ったディーゼルモデルの「D4」だが、その実力、存在感は、安全性能と並び、今後のボルボの“柱”のひとつになり得るポテンシャルを感じさせてくれた。

【画像全7枚】

何はともあれ…と手始めに『V60』から乗ってみた。すると驚かされたのは、異様なくらいの静粛性の高さだった。エンジン始動時には車内(の音・振動)はもちろん、車外でも、クルマに耳を近づかなければ特有のカタカタ、カラカラ音がわからないほど。ガソリンエンジンでも補機類の作動音、メカ音が高いユニットはあるから、それらを軽く凌ぐレベルだ。プレミアムカーらしさをいささかも損なわない…そんな感じがする。

走りもスムーズ。もう「ディーゼルとしては」などと枕詞は不要で、アクセル操作に対し、意のままの加速を示す。低速でのトルクに厚みがあるだけでなく、5000rpmまで軽々と回り切る。運転のしやすいガソリンエンジンのようだ、と多くの人が思うはず。我がデンソーが生み出した画期的な燃料噴射システム(とアイシンAWの8速AT)とボルボのエンジニアリングとのタッグにより、かくも素晴らしいパワートレーンが誕生した…と感動的ですらある。

試乗したのはV60の主力という「D4 SE」グレード。オプションの本革シートが奢られた室内は見慣れた『V60』で、心地いい系の室内環境はいつものボルボのそれだ。いつものしなやかな乗り味は、新しいパワートレーンのスムースさとは互いに引き立て役になっている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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