世界を揺るがす大問題に発生したフォルクスワーゲンの違法ソフトウェア問題。この問題が発覚した米国において、同社が新たな人事を行う。
これは9月25日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。同社は、「北米部門のトップに、ビンフリート・ファーラント氏を起用する」と発表している。
ビンフリート・ファーラント氏は現在、58歳。フォルクスワーゲングループ傘下のチェコの自動車メーカー、シュコダ会長を務めている。
シュコダ会長から、フォルクスワーゲングループの北米部門のトップに起用。同社は、この人事の狙いについて、「北米事業を再構築するため」と説明している。
フォルクスワーゲングループは、米国での新車販売が伸び悩む。それが、今回の不正のきっかけとも伝えられており、ビンフリート・ファーラント氏の起用で体制を立て直す。