ホンダは9月30日、東京モーターショー2015の出展概要を発表した。四輪車では15年度中に発売を予定している新型燃料電池車(FCV)がワールドプレミアされる。
これまでリース販売してきた『FCXクラリティ』と同じセダンだが、燃料電池(FCスタック)を市販FCVとしては初めてボンネット内に配置することで居住空間を拡大。乗車定員は5人とクラリティーやトヨタ自動車の『MIRAI(ミライ)』の4人を上回る。
またFCスタックなどの性能を高め、3分ほどで水素を満充てんした後の航続距離(JC08モード)は「700km以上」になる。これもMIRAIの650kmを上回る。ホンダ広報部によると、航続距離等は国の審査中だが、「700kmを上回ってインパクトのある数字になる」見通しという。
新型FCVについては東京モーターショーのプレスデー初日である10月28日に、八郷隆弘社長が車名や発売時期、価格、性能などを明らかにする予定だ。