グローバル・サイエンス・アンド・イノベーション諮問評議会(GSIAC)はマレーシアの2014年の国民1人当たりの国内総生産(GDP)が世界平均を初めて超えたことを明らかにした。
GSIACは声明の中で、2014年のマレーシアの国民1人当たりのGDPは1万830米ドルで、世界の全ての国の平均は1万804米ドルだったと発表した。2010年のマレーシアの平均は8,752米ドルで、世界平均の9,513米ドルを8.0%下回っていた。
マレーシアは先進国入りの目標として、国民1人辺りのGDPを1万5,000米ドルとすることを目標にしている。目標達成のためには2015年から2020年の間に、年間平均で695米ドルずつ増やす必要があり、第11次マレーシア計画(11MP)でも目標が明記されている。
11MPでは、2020年まで年率5-6%のGDP成長を目指し、国民総所得(GNI)についても年率7.9%の成長を目指している。また一人当たりのGNIの目標は5万4,100リンギ、現在6,141リンギの平均世帯収入の1万540リンギへの引き上げを目標とする。インフレ率は年率3%以下を目標とする。
(ベルナマ通信、9月28日)