三菱電機など7社、ダイナミックマップ構築の試作・評価に関する調査検討を受託

自動車 ビジネス 企業動向
ダイナミックマップの対象とする技術概要と本受託事業試作検討範囲
ダイナミックマップの対象とする技術概要と本受託事業試作検討範囲 全 2 枚 拡大写真

三菱電機など7社は10月2日、自動走行システムの実現に向けた「ダイナミックマップ」構築の試作・評価に係る調査検討を内閣府より受託したと発表した。

今回受託したのは、「ダイナミックマップ構築検討コンソーシアム」を構成する三菱電機、アイサンテクノロジー、インクリメントP、ゼンリン、トヨタマップマスター、パスコ、三菱総合研究所の7社。「ダイナミックマップ(地図情報高度化)」構築は、内閣府の2015年度委託事業「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)・自動走行システム」の検討課題のひとつとなっている。

SIP・自動走行システムでは、東京オリンピック・パラリンピックを一里塚として、自動走行(自動運転)を含む新たな交通システムを実現し、事故や渋滞を抜本的に削減、移動の利便性を向上させることを目指している。

「ダイナミックマップ」は、高精度の絶対位置精度や三次元空間情報を持ち、静的情報・准静的情報・准動的情報・動的情報を組み込んだデジタル地図。その開発は、自動走行システム実現に向けて中核を担う重要な要素となる。

今回の受託事業では、ダイナミックマップ構築のためのデータ構造を検討し、データを試作することで必要な要件や解決すべき課題を明確にすることが目的。今後7社は、日本の産業競争力強化に資する体制を構築し、日本発の国際標準化を視野に入れ、ダイナミックマップ構築に向けた試作・評価に関する調査検討を進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  3. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. 今年の「鈴鹿8耐」は新モデルの日本初披露が目白押し!? 話題のネオレトロバイクも
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る