出光興産は10月1日、2015年10月から12月の原油処理計画を3製油所合計で前年同期と同じ680万キロリットルとすると発表した。
国内需要については、国内景気は緩やかな回復を続けているものの、省燃費車普及等の減少要因があり、前年を下回る水準を見込んでいる。
同社は3製油所体制下での供給ショートポジション戦略を継続しており、原油価格が大きく変動する環境下、低在庫運用を図りながら、輸入・国内調達等の多様な供給方法を活用し、柔軟な需給調整と安定供給の両立を図っている。
それに加え、当該期間中は昨年同様、北海道・愛知製油所での定期検査・補修工事の実施が生産能力に影響することを踏まえ、10~12月原油処理計画については、前年並みとした。