【エヌプラス15】超撥水性と高透明性を兼ね備えた高機能フィルムを初披露…綜研化学

自動車 ビジネス 企業動向
綜研化学が開発した超撥水性と高透明性を兼ね備えた高機能フィルム
綜研化学が開発した超撥水性と高透明性を兼ね備えた高機能フィルム 全 1 枚 拡大写真

雨の日の運転でドアミラーに水滴がつき、見づらい経験をした人も少なくないだろう。綜研化学(本社・東京都豊島区)はそんな問題を解消する高機能フィルムを開発、新材料・技術を集めた展示会「エヌプラス」(東京ビッグサイト)で初披露した。

この高機能フィルムは同社がこれまで培ってきた「ナノインプリント技術」と「ポリマー設計技術」をハイブリッド化し、ハスの葉の表面の微細な凹凸構造を模倣して開発に成功したという。

「水接触角が170度以上あり、かつ可視光の透過率が90%以上という超撥水性と高透明性を兼ね備えた、画期的な高機能フィルムと言っていいと思います」と同社関係者は話す。事実、展示してあったミラーは次々に水をはじき、フィルムを貼っていない部分と全く違っていた。

「まずは自動車や建材用途を中心に広げていき、その後、幅広い用途で使用してもらおうと考えています」と同社関係者。これからサンプル出荷を開始し、顧客の要望を反映させた改良、量産化を進め、2016年夏以降の販売を目指すという。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. ダイハツがブランド総合で首位、『ロッキー』が小型SUV部門を制す…JDパワーの新車初期品質調査
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る