【エヌプラス15】首都圏の中小企業3社が合同で塗装・メッキに変わる新技術を開発

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3次元加飾成形技術でつくられたオートバイ用部品
3次元加飾成形技術でつくられたオートバイ用部品 全 3 枚 拡大写真
「三人寄れば文殊の知恵」という諺もあるが、首都圏の中小企業3社、昭英化学(本社・東京都豊島区)、大成産業(本社・東京都足立区)、プラネット(本社・埼玉県草加市)は塗装・メッキに変わる新技術を開発、「エヌプラス」で披露した。

その新技術とは樹脂シート印刷加飾と成形技術を合わせた3次元加飾成形技術で、3社の強みを活かして完成させたという。開発に際しては東京都中小企業振興公社の「平成26年度ものづくり企業グループ高度化支援事業」に認定され、助成金を受けた。

具体的にはアクリル、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどの板に印刷されたフィルムを当て、箔押し、真空蒸着を経て、プレス成形や真空成形、ラッピング成形など各種成形を行うというもの。「溶剤を一切使わないので、環境にも優しいですし、複雑な柄でも非常にきれいな製品として仕上がります。オートバイや車をカスタマイズしたい人にはうってつけだと思います」と大成産業関係者は説明する。

まずは他品種小ロット対応の試作開発や生産技術を確立させ、自動車、家電、看板、住宅設備、アミューズメント市場で普及させていく方針だ。なんでもこの分野は大きく成長する可能性を秘めており、3社はその将来性に大きな期待を寄せていた。

《山田清志》

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