【BMW 7シリーズ 新型発表】「ラグジュアリーの定義を変える」BMWジャパン社長

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BMW 7シリーズ 新型発表会
BMW 7シリーズ 新型発表会 全 8 枚 拡大写真

ビー・エム・ダブリューは全面改良したBMW『7シリーズ』を10月29日から販売開始すると発表した。手の動きだけで音量などの各種調節や、車外からの遠隔操作で駐車場での出入庫ができる機能などを量産車で初となる技術を数多く搭載しているのが特徴。

ビー・エム・ダブリューのペーター・クロンシュナーブル社長は都内で開いた発表会で「我々はラグジュアリーの定義を変えたい」とした上で、「トラディショナルラグジュアリー以外の何かを探しているお客様にとって新型7シリーズは完璧な選択になる」と強調した。

さらに「新型7シリーズは今の時代に得られる最も革新的なラグジャリーセダンとして登場する。新しいイノベーションを勢揃いさせながらも重さは軽くなっている。今までで最も贅沢でありながら燃費を従来よりも抑えている」と述べた。

新型では「カーボン・コア」と名付けたCFRP(炭素繊維強化樹脂)、超高張力鋼板、アルミニウム、そしてマグネシウムによる複合構造ボディの採用により、先代に比べて130kg軽量化され、『740』の燃費は12.2km/リットルでエコカー減税対象。また『750』はEUテスト・サイクルでの燃費および二酸化炭素排出量を10%向上しているという。

またクロンシュナーブル社長は「最も革新的なセダンを造るからには私達はお客様の生活をもっと快適にしたいと考えている。新型7シリーズは最も多様なドライブアシスタントシステムを実現しつつ、快適性と安全性を全く新しいレベルまで引き上げている」とも説明。

具体的には「自動運転に向けた大きな前進を遂げている。量産車として初となる『リモート・コントロール・パーキング』を搭載する。ドライバーはディスプレイキーのパーキング機能を操作するだけで、車をガレージや駐車場から自動的に入出庫させるこができる」という。

なおリモート・コントロール・パーキング機能は、2016年半ばにオプション設定で日本仕様に搭載する予定としている。

このほか「お客様と車がどのように会話するかも我々の開発で重視した点。新型では世界初となるジェスチャーによるコマンド入力を可能にした。オーディオの音量や電話応対、その他様々な機能の調節が手を動かすだけで操作できる」と語った。このジェスチャー・コントロール機能は全車に標準装備される。

《小松哲也》

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