VWの米公聴会、現地トップが証言「不正に気づいたのは2014年春」

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米公聴会に出席したVWグループ米国現地法人のマイケル・ホーン社長兼CEO(10月8日)
米公聴会に出席したVWグループ米国現地法人のマイケル・ホーン社長兼CEO(10月8日) 全 5 枚 拡大写真

違法なソフトウェアを車両に搭載して、米国の排ガス試験を不正にクリアしていたフォルクスワーゲングループ。この問題についての米国議会の公聴会が10月8日、開催された。

米下院のエネルギー商業委員会は、フォルクスワーゲンの排出ガス問題に関する公聴会を開催。フォルクスワーゲングループから、米国現地法人のマイケル・ホルン社長兼CEOが出席した。

今回の問題では、フォルクスワーゲングループの経営陣が、いつこの不正を知ったのか、に関心が集まっている。

この点について、マイケル・ホルン社長兼CEOは、「2014年の春、ウェストバージニア大学が調査結果を発表した時、改善しなければならない排出ガスの法令違反があることに気づいた」と語った。

2014年の春といえば、現在から1年半前。しかし、米国市場で違法なソフトウェアの搭載が開始されたのは、2009年モデル(2008年発売)から。また、ソフトウェアのサプライヤー、ボッシュが2007年の時点で、ソフトの違法性をフォルクスワーゲンに警告していた、との一部報道もある。2014年の春よりも前に、フォルクスワーゲングループの経営陣が、不正を認識していた可能性もある。

《森脇稔》

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