【フィアット 500X 発表】パンダ はマリオ、500 はコンバース…デザインの進化

自動車 ニューモデル 新型車
フィアット 500旧型と500X
フィアット 500旧型と500X 全 8 枚 拡大写真

FCAジャパンから10月24日より発売されるフィアット『500X』。そのファミリーである『500』は、モダンさのシンボルともいえるデザインだという。

そう話すのは、FCA Italy:EMEA デザイン部門ヘッドのロベルト・ジョリート氏だ。「2007年にデビューした500は、決してレトロデザインや、単なるノスタルジーのものではない。約50年もの時空を超え、世界中で愛される『ヌォーヴァ500』の技術と歴史をベースに、未来をしっかりと映し出しているのだ」と述べる。

「フィアットが1957年に生み出したヌォーヴァ500は、その時代の持ちうるすべての知見とテクノロジーを注いだクルマで、これはフィアットだけが出来ることなのだ」とコメント。「そのコンセプトは、理論とマジック。そして、実用的でエモーショナルと相反するもので、これを立方体と球体をモチーフにしながらデザインしたものだ」と説明する。

ジョリート氏は、フィアット『パンダ』の進歩を、「少々皮肉っぽくいえばスーパーマリオに例えられる」という。「当初は解像度が低くギザギザだったが、現在は3Dフォノグラフィーなどにより、非常にスムーズな印象だ」。つまり、真四角な初代から、現在は角が落ちたデザインになったというのだ。そこに対し、2007年にデビューした500は、「コンバースオールスターのスニーカーの進歩に例えられるだろう。今日まで姿を変えずに、多くの色やパーソナライズをしながら今に至ったのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る