日産自動車の米国法人、北米日産は9月下旬、『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)の2016年モデルを発表した。
現行アルティマは2012年8月、米国市場に投入。日産の米国市場における主力ミドルセダンが、アルティマ。日本市場には、新型ティアナとして導入された。
今回、米国で発表された2016年モデルでは、現行型のデビューから3年を経て、初の大がかりな改良を実施。内外装を中心にリニューアルし、モデルライフ後半に備える。
外観は、Aピラーから前の部分を一新。バンパー、フェンダー、ボンネット、ライトを変更して、新たな表情を作り出す。Vモーショングリルとブーメラン状のヘッドライトを、新型『ムラーノ』や新型『マキシマ』に続いて採用した。リアは、バンパーやトランクリッドが新しい。エアロダイナミクス性能も引き上げられた。
室内は、新型ムラーノや新型『ローグ』(新型『エクストレイル』の兄弟車)に続いて、「グライダーウィング」デザインを導入。センタースタックを新設計し、5インチまたは7インチのモニターが用意される。ステアリングホイールは新デザイン。NASAから着想を得た先進的な「ゼログラビティシート」も、形状を変更。シートやドアトリムの生地を見直し、質感を高めている。