【ITS世界会議15】独自の赤外線レーザー「SCALA」を中心に展示…ヴァレオ

自動車 テクノロジー ITS
新開発の赤外線レーザー「SCALA]を搭載したAudi。2016年にも発売を計画中
新開発の赤外線レーザー「SCALA]を搭載したAudi。2016年にも発売を計画中 全 6 枚 拡大写真

フランスの大手自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、10月5~9日にフランス/ボルドーで開かれたITS世界会議2015に出展。同社がドイツIBEO社から供給を受けて開発を進めてきた赤外線レーザー「SCALA」を搭載したアウディ車を参考出展し注目を浴びた。

【画像全6枚】

「SCALA」は赤外線レーザーを水平方向に照射して広範囲なスキャンを可能にしたセンサーで、先行車や歩行者を検知できる、いわば“車載用レーザースキャン”とも言えるもの。レーザースキャナーのドイツIbeo社との提携によって実現した。

最大の特徴は、センサー部分をバンパーなどに内蔵できる形状で仕上げられていることだ。Googleカーのようなルーフ上に載せるスタイルとは大きく異なる。しかもこのセンサーは従来の赤外線レーザーを用いながら従来よりもはるかに検知能力が高いという特徴を持つ。

赤外線は一般的に20m前後が実用的な検知能力と言われるが、このセンサーでは150~200m程度の先行車が検知できるという。ミリ波やカメラと同等の能力となり、従来赤外線レーザーでは不可能だったACC(アダプティブ クルーズコントロール)の実現できるのだ。その上で水平方向の範囲ではそれよりも大きく勝る。

さらに、これまで赤外線が苦手としていた雨や雪などの気象条件下でも問題なく使え、歩行者でも50m程度の先まで検知できるという。

ヴァレオはこの「SCALA」を搭載したアウディ車を出展。2016年度中にも同センサーによる部分自動運転を実現した車両の発売を目指している。

その他、CES2015で初公開した、自動運転のプロトタイプ「Cruise4U」の公開デモも実施。レーザーで車両を認識してカメラで走行レーンを判別するもので、自動で車線変更するデモも行った。

《会田肇》

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