STマイクロ、ナビ用ICに3次元測位機能を付加…トンネルや駐車場内での精度向上

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STマイクロ 3次元測位機能 TESEO DRAW
STマイクロ 3次元測位機能 TESEO DRAW 全 2 枚 拡大写真

STマイクロエレクトロニクスは、自動車向けナビゲーション用IC「TESEO III」に3次元測位機能「TESEO DRAW」を追加し、サンプル出荷を開始した。

【画像全2枚】

TESEO DRAWは、衛星からの測位情報と車載用センサ(ジャイロ・センサ、加速度センサ、ホイール・スピード・センサ等)の検出データを組み合わせ、高度を含めた3次元での位置を正確に計算。衛星信号が微弱な場合は、各種センサのデータによって劣化した精度を補い、信号が届かなくなった場合は、計算した位置に基づいてナビゲーションを中断なく継続(推測航法)する。

これにより、トンネル内や屋内駐車場、多層構造の高速道路など、衛星信号が微弱な場所や届かない場所でも、ナビゲーション機器による正確かつ継続的な測位と進路変更指示を実現する。

STでは、TESEO DRAWにより、車両追跡、eCallやERA-GLONASSのような車両緊急通報システム、運転距離・時間に応じた自動車保険、道路通行料収受、盗難防止システムなど、既存のサービスを大きく改善できるとし、2016年第1四半期に量産を開始する予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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