ZF TRW、横滑り防止装置の機能を強化…自動運転機能と連携

自動車 ビジネス 企業動向
統合ブレーキ制御
統合ブレーキ制御 全 1 枚 拡大写真

ZF TRWは、横滑り防止装置(ESC)の機能を強化すると発表した。

今回の機能強化により、ESCには自動運転機能や安全システム、シャーシ、ドライブトレインなどの機能を制御するソフトウェアアルゴリズムを搭載、高度なブレーキ機能に加え、「ブラックボックス」的な統合ハブとしての役割を果たす。

同社が開発した6ピストンポンプ横滑り防止装置ESCプレミアム「EBC460」は、パワフルなマイクロコントローラの1つで、多くのソフトウェアを統合できる。今年後半には、高度な自動運転機能の制御アルゴリズムを搭載したESCモジュールを、欧州の大手自動車メーカー向けに提供を開始する予定。

このESCモジュールは、センタークラッチや後輪操舵、電動パーキングブレーキ、ドライブトレインなど、高度なシャーシアクチュエータに向けた統合プラットフォーム制御が可能となる。車両のあらゆる動きについて最大限の快適性と高度な制御能力の実現をサポートする。

高度な安全機能と自動運転機能を搭載するためには、高いレベルのソフトウェア統合能力が求められる。ESCの一元化した「プロセシング・ハブ」の活用で、車載ECUの数を減らせるとともに、車載電子アーキテクチャーを簡素化できる。

同社のESCは、外部他社のソフトウェアコンポーネント、アルゴリズムの組み込みを可能とするとともに、ASIL-Dなど、最も厳格な安全規格や、Autosarなどの最新の車載ソフトウェア標準規格にも対応する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型マツダ『CX-5』発表に「先代よりマッチョ」「今風になった」など反響! 注目はサイズとインテリア
  2. レクサスの新境地を開くか...『ES』に「スポーツクロス」導入の噂
  3. スバル初の小型EVクロスオーバー『アンチャーテッド』、7月17日発表へ
  4. 何が変わる? 国交省が自動車整備の「事業規制」を見直し…知っておくべき7項目
  5. ほんと? マツダ『CX-5』新型、価格は350万~420万円か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る