ルノー カングー クルール 第5弾…ファンの要望に応え、MT多めの合計50台

自動車 ニューモデル 新型車
ルノーカングークルール
ルノーカングークルール 全 8 枚 拡大写真

ルノー・ジャポンは、『カングークルール』を限定160台で発売する。今回はフランスが香る色をテーマに、香草や香料などに用いられているハーブのローズマリーをイメージしている。

【画像全8枚】

ローズマリーは、地中海沿いで多く見られる、1m20cmから1m50cmくらいの大きさまで育つハーブだ。その言葉の由来について、同社マーケティング部のフレデリック・ブレン氏は、「ラテン語で、ローズマリーヌスという言葉があり、海の滴という意味だ。そこからローズマリーという名前が生まれたといわれている」と説明する。

ギリシャ、ローマ時代からローズマリーはあり、当時は心と体を休めて元気にするという効果から薬草としても使われていた。近年では、パフュームにもよく使われているほか、プロバンスの料理には欠かせないハーブとして、グリルやBBQ、ピザなどにも用いられる。また、パンにも練り込まれたり、ハーブティーにも使われている。

今回限定販売されるカングークルールは、グリーンとブルーのボディカラーを纏っている。「グリーンがローズマリーの葉っぱを、ブルーは花をモチーフにした」とブレン氏。ローズマリーの花が見られるのは、2月から4月。そして9月から10月あたりで、2回花を咲かせる種類もある。そこで、「秋に合わせてローズマリーをテーマにした」と述べる。

限定数はグリーンが100台(AT 70台、MT 30台)、ブルーが60台(AT 40台、MT 20台)だ。標準モデルとの違いは、カラー以外に、プライバシーガラスを採用している点。内装は可倒式の助手席が標準装備されるほか、シートバックテーブルが装備される。価格は241万5000円だ。

ブレン氏によると今回は、MTを多めに導入するという。その理由は、「カタログモデルでは36%くらいがMT。そこで、多めに設定した」と説明。もともとカングーのMT比率は高く、「初代カングーでは25から26%ほどで、一時は3割程度まで増えたこともあった。現行でも、3割を切ったことがないくらいだ。特に最近では1.2リットルターボとMTの組み合わせがヒットしている」と話す。「ユーザー層はATとMTであまり変わらないが、MTに乗りたいがために、限定解除をしているファンも多い」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  2. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  3. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  4. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  5. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る