【新聞ウォッチ】豪大陸で過酷なソーラーカーレース開幕…東海大など参加

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東海大学ソーラーカーチームの新型車両
東海大学ソーラーカーチームの新型車両 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年10月19日付

●不正発覚1カ月、VW株急落、巨額負担、業界再編引き金にも(読売・6面)

●ソーラーカー豪縦断の過酷レース(朝日 ・6面)

●大卒内定5年連続増、来春2.7%銀行・保険けん引(日経・1面)

●VW前社長、持ち株社長も辞任(日経・7面)

●ボンネット全量樹脂、豊田合成、鉄より3割軽く、20年めど開発(日経・11面)

ひとくちコメント

一般の住宅にも使われる太陽電池を動力源にしてオーストラリア大陸を縦断する世界最高峰のソーラーカーレース「ワールド・ソーラー・チャレンジ2015」が開幕し、世界22カ国/地域から42チームが北部ダーウィンをスタートしたという。

レースは気温40度を超える炎天下の地域もある過酷な環境下で、約3000キロをひた走る。太陽光だけをエネルギー源とするために日中の時間だけの走行となり最初のゴールは3日後の10月21日頃になるそうだ。

きょうの朝日などが報じているが、レースは2年ごとに開催。今回は13回目となり、日本からは初参加の名古屋工業大を含めて、東海大、金沢工業大、呉港高(広島県)、工学院大が参加している。

このうち、2009年と11年に大会を連覇し、前回13年は2位となり、2大会ぶりの首位奪還を目指す東海大は、予選トップのチームから10分近く遅れてのスタートとなったそうだが、優勝への期待が高まっているという。

低炭素社会に向けて自動車メーカーの中には「2050年頃はガソリン車だけでは生き残れない」という将来予測もあるほど。クルマの用途によっては動力源の一部に太陽光のような自然エネルギーの積極的な活用も無視できないだけに、参加チームがレースで得られた貴重なデータは今後の研究開発に役立つことにもなる。

《福田俊之》

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