ボルボカーズ、電動化に関する世界戦略を発表

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ボルボカーズの電動化戦略のイメージ
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スウェーデンのボルボカーズは10月16日、全ラインナップにプラグインハイブリッド車(PHV)を設定する電動化戦略を発表した。電動パワートレインを搭載した全く新しい小型車を開発するとともに、フルEVも生産し、2019年までの発売を計画する。

この新戦略の一部として、ボルボカーズは中期的に、新車販売の最大で10%が、電動化車両になると想定。新しい電動化戦略の最初のモデルには、ボルボカーズの新世代車台「SPA」を採用する『90シリーズ』と『60シリーズ』などの大型車に、プラグインハイブリッド車を導入することが含まれる。

このプロセスはすでに、SUVの新型『XC90』のPHV、「T8ツインエンジンAWD」の発売とともに開始。さらに、次期『S90』プレミアムセダンや他の新型車にも、プラグインハイブリッド車PHVを設定していく。

また、新しい前輪駆動のツインドライブモデルにも、PHVを拡大展開。さらに、ボルボは、『40シリーズ』よりもコンパクトな新型車を導入し、車種ラインナップを強化する。この新型車は、新開発車台の「CMA」をベースとし、SPA同様、当初から電動化を視野に入れて設計された。2種類の完全新規のアーキテクチャを、PHVとピュアEVの両パワートレインに対応させたボルボは、世界でも稀な自動車メーカーのひとつとなる。

ボルボカーズは2019年までに、市販EVを開発する予定。ボルボカーズのホーカン・サムエルソン社長兼CEOは、「電動化車両が、ニッチ技術からメインストリームへと変わる時期が来た。2020年までに、ボルボの世界販売の10%は、電動化車両になると確信している」と述べている。

《森脇稔》

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