自動車部品メーカーのユウエフテック、特別清算開始…負債総額は30億円

自動車 ビジネス 企業動向

東京商工リサーチによると、自動車部品メーカーのユウエフテック(旧 株式会社サイトウ、福島県岩瀬郡)が10月6日、さいたま地裁より特別清算開始決定を受けた。負債総額は約30億円。

同社は1957年創業の機械器具部品の加工製造業者。独自技術による無人システムの開発から輸送用機器部品の切削加工を手掛けていた。本田技研工業グループや日立製作所グループなどへ受注基盤を築き、ピークとなる1992年4月期には売上高約56億4000万円を計上していた。

しかし、バブル崩壊後の業界不振から業績は徐々に低下、その後もリーマン・ショックや東日本大震災、タイ洪水などの影響から業績不振に陥っていた。また、既往の過大な設備投資の負担も重く、債務超過に陥っていた。

埼玉県中小企業再生支援協議会の支援を受け、2015年3月に会社分割を実施し、サイトウ株式会社(さいたま市中央区)へ事業を譲渡。同社に金融債務など一部の債務を残し、同年3月5日に現商号ユウエフテックに変更、同年6月30日株主総会の決議により解散した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  3. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  4. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  5. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る