16日午前11時ごろ、愛知県一宮市内の市道を走行していた乗用車が交差点の突き当たりにある民家へ突っ込む事故が起きた。この事故で乗用車に乗っていた2人が死傷。民家の住民は外出しており、人的な被害は無かった。
愛知県警・一宮署によると、現場は一宮市奥町風田付近。同市内に在住する83歳の男性が運転する乗用車は幅員約3mの市道を暴走。速度を落とさないまま丁字路交差点の突き当たりに位置する民家敷地内に突っ込んだ。
クルマは民家の居間部分を直撃して中破。運転者の男性は意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、翌17日午前に死亡。助手席に同乗していた80歳の女性も胸部骨折などの重傷を負った。民家の住民は外出中だったため、人的な被害は無かったという。
事故を起こしたクルマはブレーキを踏んだ形跡が無く、警察では死亡した男性が運転中に意識を失っていた可能性を含め、事故発生の経緯を詳しく調べている。