依然として人気の軽、高い経済性を維持しながら個性を演出するツールに昇華

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今年4月に軽自動車税が増税され、その人気に陰りが見えたとも伝えられる軽自動車。しかし実際には相変わらずの快進撃を続けている。4月以降その販売シェアはやや低下したが、それでも30%台後半を維持。長期的には高水準が続いていることにかわりなく、それまでの「ものすごい人気」が、「すごい人気」に落ち着いただけといったところだ。

その好調さを裏付けるように、軽自動車メーカー各社の旺盛なニューモデル攻勢は、その勢いを失っていない。しかも、従来の経済性や実用性を追求したモデルだけでなく、より個性的で、ライフスタイルを彩ってくれる意欲的なモデルが次々と登場している。


◆スポーツカーからSUV、スーパーハイトワゴンまで

スポーツ向けでは、ダイハツ『コペン』やホンダ『S660』、それにスズキ『アルト ターボRS』があり、バブルに沸いた1990年代から30年近くを隔てて、軽自動車でスポーツカーを選べるようになった。これらのモデルはコアなマニアのアイテムとしてクラスレスな魅力がある。より大きなモデルの縮小版ではなく、オリジナルとしての魅力だ。

レジャー向けでは、クロスオーバーSUVを意識したスズキ『ハスラー』やハイトワゴンよりも更に全高を引き上げたダイハツ『ウェイク』がある。購入するだけで楽しいことが始まりそうなワクワク感は、本格的なSUVにも負けていない。こういったレジャービークルは経済性を犠牲にしたモデルが多いが、軽自動車ではしっかりと両立出来ているのも魅力だ。

そして、この9月には個性派の極めつけともいえるダイハツ『キャスト』が登場した。1車種で異なるキャラクターの3モデルを展開するこのニューモデルは、着せ替えができるコペンを開発したダイハツならではのモデルといえるだろう。この3モデルに終わらず、次々とモデルを増やしてMINIのような世界を作ることができれば面白い。


◆軽自動車の選択肢拡大がシェア増に貢献

ほんの2~3年前まで、軽自動車といえば『ワゴンR』や『ムーヴ』といったハイトワゴン、あるいはスペース系の『タント』『N-BOX』などが人気の中心だった。これらのモデルを愛車としてかわいがっている人も多いだろう。もちろん、どのモデルも今も人気であることに変わりはないが、より個性的なニューモデルに魅力を感じている人も多いはずだ。

幸い、軽自動車はリセールバリューが高く、買い替えのハードルは比較的に低い。もしディーラーの下取り価格に満足できなければ、買い取り専門店で査定すればより高額の査定となる可能性もある。ネットでの査定なら出かける必要もなく簡単なので、複数の買取り業者で一括査定できるサービスを活用してまず買取価格を確認し、それから具体的な買い替えプランを練るというのも一つの方法だ。

【参考サイト】マイカー一括査定サービス
安心車.jp  https://anshinkuruma.jp/

《レスポンス編集部》

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