豊田社長も激励、「限りなきカスタマーインへの挑戦」をテーマに第3回グローバルTSL自主研合同発表会開催

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第3回TSL(トヨタ・セールス・ロジスティクス)自主合同研修会
第3回TSL(トヨタ・セールス・ロジスティクス)自主合同研修会 全 24 枚 拡大写真

10月23日、トヨタ自動車の流通情報改善部の主催による「第3回グローバルTSL自主研合同発表会」が愛知県・名古屋市で開催された。本合同研修会は、2013年に中国・広州で、翌14年にはタイ・バンコクで開催されており、今回で第3回目の開催となる。

TSLとは、トヨタ生産方式(TPS)のノウハウを販売店物流の現場にも導入することを目的として始まった活動で、現社長の豊田章男氏が業務改善室を1996年に立ち上げたことに由来する。以来、日本国内外の販売・物流の現場にTPSの考えを植え付ける活動と改善の取り組みをおこなってきた。

今回の合同研修会の開催テーマは「限りなきカスタマーインへの挑戦」。

開会の挨拶では、友山茂樹専務役員に紹介され豊田章男社長がビデオ出演。「ジャストインタイムは工場の中だけの話で良いんですか。工場着工からラインを含めて、リードタイムを短くする努力を日々やっている。そのクルマが販売店のヤードにいったら何ヶ月も滞留する。これはなんでだ? という問いから、物流センターの流れを作るというのがこの活動の発端。(中略)TSLは自動車販売にイノベーションを起こす活動であり、その活動の基盤になったのがTPSに基づく現地現物のカイゼン活動。ここから生まれてくるものは世界最先端のシステムであり販売オペレーションである。TSLは未来に挑戦する場だ」とコメントを寄せた。

研究会では各販売店の実践例や、海外の事例紹介、また堤工場での現場見学、名古屋トヨペットでの最新導入実践事例などをデモンストレーション。それぞれの詳細については、別途レポートする。

《北島友和》

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