【トヨタ シエンタ ペット旅行記】コンパクトミニバンで大人2人&犬2頭の旅に出られるか?

試乗記 国産車
トヨタ シエンタでマリア&ララと千葉への1泊旅行へ
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プチバンとも呼べる、扱いやすいサイズのコンパクトミニバンに、果たして家族2~3人+犬2頭が乗り込み、宿泊のための大荷物を積み込むことができるのか? そして家族と犬がロングドライブを快適に楽しめるのか?

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そんな疑問をワンワン抱いたのが、クルマとドライブが大好きな“旅するラブラドール”のマリアと、妹分のジャックラッセルのララである。

そのマリアとララが今、気になっているクルマの1台が、新型『シエンタ』。全長4235×全幅1695×全高1480mm(FF)のコンパクトミニバンだ。テーマカラーとなるイエロー&ブルーのボディーカラーの鮮烈なイメージが先行しているものの、実はその中身は想像以上にマジメに作られているのが特徴だ。

◆シルバー犬にも優しい低床フロア、荷室スペースも問題なし

それを象徴するのがハイブリッド車(HV)とガソリン車を用意し、最高27.2km/リットル(JC08モード)を誇る燃費性能と、コンパクトミニバンにして大人でもしっかり座れる3列目席を備え、その3列目席を斜めダイブダウン格納することでまるでステーションワゴンのような低くフラットな拡大ラゲッジスペースを出現させられる実用性、シートアレンジ性などである。

早速、マリアとララが乗降性からチェックすると、スライドドア側の開口部地上高は330mmと低く、フロアへの段差がなく、開口幅も665mmと十分にある点に肉球合格印をペタリ。さらにラゲッジ側も開口部地上高は実測490mmと世界のミニバン、ワゴンの中でももっとも低い部類で段差なく、今年10歳になったシルバー犬のマリアも足を引っかけることなく快適に乗り込める。

では、わが家が大人2人、犬2頭で1泊ドライブ旅行するときの人と犬の乗り方、荷物の積み方はどうなるのか? 何しろ1頭は大型犬で、荷物は2人の手荷物に加え、人間用の22インチキャリーバッグひとつ、犬の身の回り品が入った大型トートバッグ、マリアとララ用のマイベッド(1000×700mm/700×800mm)まであるのだから。

だが、新型シエンタならまったく心配なし。例えば3列目席両側をすっきり格納し、タンブル格納できる2列目席の片側だけ倒しておき、大型犬のマリアをフラットなラゲッジスペース(幅1100~1260mm、奥行き960mm、2列目席格納部分奥行き1400mm。フロアはわずかに後ろ下がりになるが)に乗せ、ララを2列目席の片側に前後ヘッドレストでベルト固定したキャリーケースに入れた状態で乗車させ、人間用のキャリーバッグはその足元のフロア部分に置くのである。そうするとキャリーバッグはちょうと2列目席足元のすき間・段差を埋める役割も果たしてくれる。

とにもかくにもシエンタのシートアレンジは操作簡便で自由自在。ドッグフレンドリーな人と犬、荷物のフォーメーションが可能になる。

しかもシエンタの運転席と助手席の間には、女性のトートバッグやお散歩バッグが置けるカーペット敷きのスペース(実用面積幅155×長さ600mm程度)があるから便利だ。

マリアとララに言わせると新型シエンタは「完ぺきなドッグフレンドリーカー」とのこと。確かに。実際に犬と荷物を乗せる飼い主にとってもこれほど使いやすいクルマはない。

◆ガソリン、ハイブリッド共に犬も嬉しい走り

さて、いよいよイメージカラーリングのエアーイエローとアクセントカラーのブルーメタリックの新型シエンタで出発である。ここでそのシエンタ、ちょっと派手すぎませんか? という人には、落ち着いたヴィンテージブラウン、ブラックマイカ、レッドマイカ、ホワイトパールなどのボディーカラーが用意されているのでご安心を。

今回のドライブ旅行の目的地は東京都心からクルマで約60キロ、1時間という距離にある、2015年春にプレオープンし、2016年春のグランドオープンを控える、千葉県八街市の里山の自然と水に囲まれた関東最大級の広大なスーパードッグリゾート「小谷流の里 ドギーズアイランド」。現在、期間限定のお試しプランでお得に宿泊できることを、マリアが聞きつけてきたのだ。

アクセスは東京方面からなら東関東自動車道・佐倉ICを利用するともっともスムーズで便利。ドギーズアイランドはそこから約15分の距離にある。

それにしても東関東自動車道を走る新型シエンタは快適そのものだ。乗り心地はしっかりしていながらふんわり優しいタッチ。高速道路の継ぎ目もしなやかにいなしてくれる。カーブや山道でも、1675mmの全高を感じにくく、ロールも穏やかで最小限。曲がりやすさ、安定感の高さはちょっとした驚きに値するほどだった。

20.2km/リットルの燃費性能、109ps、13.9kg-mのパワー、トルクを発揮するガソリン車は、高速走行でも必要十分以上の加速性能と爽快なドライブフィールが持ち味で犬にも優しい穏やかな走り。一方、HVはモータートルクのアドオンによるよりゆとりある動力性能を備え、モーター走行領域の多さから静粛性も抜群で、聴覚に優れた犬の耳にも優しい。どちらも走ってもまたドッグフレンドリーなのである。

自称自動車評論犬!? の新車試乗歴8年余り、新型シエンタのあらゆる仕様にこっそり試乗しているマリアによれば、ガソリン車なら標準の15インチタイヤ、オプションの16インチタイヤ、HVなら標準の15インチタイヤ装着車が乗り心地面でお薦めとのこと。

◆広大な敷地を持つドッグリゾート、「小谷流の里 ドギーズアイランド」に到着

東関東自動車道佐倉ICから約15分、日本の原風景のような緑豊かな道を走ると、そこにヨーロッパのレイクリゾートを思わせる小谷流の里 ドギーズアイランドがあった。

一時的にクルマを停められるスペースにシエンタを停め、ドッグプールに隣接したピンクの壁にオレンジの屋根のメインビルディングへ。明るく高級感に満ちたハイセンスな空間にあるチェックインカウンターで犬たちとともにチェックイン。そうそう、ここは早めに到着してもOKだ。例えばお昼すぎに着いてもチェックインは午後2時からと早めで、レストランで優雅にランチをとっているうちにチェックイン時間になったりする(今回もそうした)。チェックアウトは翌午前11時。滞在時間はほかの犬と泊まれるホテルより長めだからうれしい。

ドギーズアイランドはすぐとなりにある系列のゴルフ場を含めると約100万平方メートルもの緑と水辺に囲まれた広大な敷地にある。水辺に建つリゾートホテルやプレミアムヴィラ、ファミリータイプのヴィラ(全55室/現在)、レストラン「ザ・フォレストテラス」、ライブラリーカフェ&バー、セレクトショップ、ドッグプール、じゃぶじゃぶ池、フォレストウォークと呼ばれる散策路、小型犬、中・大型犬用に分かれた3面のドッグラン、3面の貸し切りドッグラン(計6面)、トリミングサロン&愛犬の一時預かりがあり、年内にはベーカリーカフェなどが順次オープンする予定だというから楽しみだ。

宿泊したのは全室2階建てのフォレストステージのヴィラ。フロア面積は78平方メートル(テラスを含む)もあり、玄関前に足洗い場、1階に段差を最小限に抑えたリビング、階段下の愛犬専用スペース、テーブルとチェアが用意されたテラス、トイレ、ジャグジー風呂&シャワールームを完備。2階にはドレッサー付きのベッドルームとモダンな4.5畳の琉球畳の和室、トイレ、さらにロフトも用意され、最大4名の滞在が可能だ。まさに愛犬と優雅な休日を過ごすラグジュアリーを極めたリゾートヴィラに、犬と泊まれる宿に慣れた“旅するラブラドール”のマリアもララも「目が点」だ。

さて、まずは何をしようか? マリアとララに聞くと「ドッグランに決まってるでしょ」と即決である。

メインビルディング横の小道をいくと、犬のサイズ別、貸し切りを含む全6面の緑に囲まれた広大な芝生のドッグランスペースがある。運動能力の高いジャックラッセルのララが伸びやかに走るスピードの速さにはいつも驚かされるけれど、シニア犬のマリアもこうした解放感あふれるノーリード環境では、ララに負けじと走り回ってみせる。飼い主にとって、そんな愛犬のうれしそうな姿を見るのはなんとも幸せなひとときだ…。

ドギーズアイランド
千葉県八街市小谷流624
043-312-1110
宿泊料金
大人1名1泊2食付き 2万8036円~(2名1室/税込み 期間限定お試しプランの例 要問い合わせ)
わんちゃん料金 1頭目無料 追加料金 大型犬3564円、中型犬2970円、小型犬2376円(頭数制限あり)
※日帰り利用あり

《青山尚暉》

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