海上保安庁は24日、海上保安試験研究センター(東京都立川市)の一般公開を実施した。同センターは技術研究や鑑定を行う部署があり、公開は年に一度、秋に実施している。
海とは縁のない街、立川に所在する海上保安試験研究センターは1991年に神奈川県横浜市から移転したもので、海上保安庁の業務で必要となる技術の研究や、科学捜査や鑑定の研究が行われている。
今回の施設公開では事故で海に没した携帯電話などの電子機器からデータを復元する手順の説明や、偽造書類の鑑定技術のほか、大型回流水槽やヘリコプターによる救難展示の公開も行われた。