【東京モーターショー15】VW、ディーゼルから電動化へシフト…PHEVをアピール

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VW ティグアン GTE(東京モーターショー15)
VW ティグアン GTE(東京モーターショー15) 全 3 枚 拡大写真

VWは東京モーターショー15において、2代目となる小型SUVモデル『ティグアン』とそのPHEVモデル『ティグアン GTE』を日本初公開した。

ディーゼル搭載車の排気ガス不正問題で揺れるVW。カンファレンス冒頭では、VW乗用車部門トップのヘルベルト・ディースCEOが記者会見し一連の騒動を謝罪し、クルマの電動化を強化していくと改めて宣言した。

今回、VWブースの中央を飾ったのは、独・フランクフルトモーターショー15でデビューしたティグアンGTE。同車は、第2世代となるティグアンをベースにプラグインハイブリッドシステムを備えたモデルで、電気走行のみでの航続距離は最大50kmを達成する。

ディースCEOは「電気走行が50km可能ということにより、日常のほとんどの走行がゼロ・エミッションで可能となる。このことは特に東京のような大都会でプラスに働く」と述べる。ルーフにはソーラーモジュール(パネル)を搭載し、VWの試算によれば、日照量にもよるが年間1000kmの走行を可能にするエネルギーを生み出すという。

新型ティグアンの日本での導入時期は2016年秋を予定。GTEに関してのアナウンスはなかったが、それまでに何らかの発表があるだろう。

なお今回、VWは日本市場に投入するディーゼル車を出展する予定だったが、不正発覚を受けて取りやめた。発表によれば、ディーゼルモデルの日本市場への導入は行うものの、時期については見直すという。

《橋本 隆志》

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