アイシン精機が発表した2015年4-9月期連結決算は、売上高が前年同期比8.7%増の1兆5597億円と増収となった。
北米、欧州の自動車市場が好調だったことに加え、中国での売上げも堅調に推移、為替換算の効果もあって増収となった。トヨタグループ向け事業やアフターマーケットその他事業などが好調だった。
営業利益は、償却費、研究開発費など固定費が増加したが、改善努力と為替差益の効果で、同4.3%増の735億円と小幅な増益だった。経常利益は、営業外為替差損が発生したことで、同4.2%減の779億円と減益となった。
純利益は同3.3%増の378億円だった。
通期業績見通しは中国市場の減速やタイ市場の回復の遅れを勘案して下方修正した。売上高は同7.9%増の3兆2000億円、営業利益が同5.4%増の1750億円、経常利益が同0.9%増の1900億円、当期利益が同21.2%増の940億円となる見通し。