【東京モーターショー15】オーストラリアの悪路を走破した、泥だらけの ランクル

自動車 ニューモデル モーターショー
トヨタ ランドクルーザー 豪州仕様(東京モーターショー15)
トヨタ ランドクルーザー 豪州仕様(東京モーターショー15) 全 8 枚 拡大写真

トヨタのブースでは、ピカピカのニューモデルやコンセプトカーに混じり、泥だらけの『ランドクルーザー』が展示されて異彩を放っている。

【画像全8枚】

これは、トヨタのモータースポーツ活動部門「TOYOTA GAZOO Racing」が推進している「五大陸走破プロジェクト」の第一弾として、オーストラリア大陸を走った豪州仕様車をそのまま展示したもの。

昨年の9月から11月までの計72日間にかけて、オーストラリア大陸をほぼ一周。約20万kmの様々な道を、41人のトヨタ従業員たちが同社ブランドの延べ13台を使用して走破した。このランクルはその中の1台として参加し、時に砂漠や水没しそうな悪路も走ってきた。その臨場感を伝えたいと、現地での汚れはそのままに日本へ持ち帰ったという。

「実験開発メンバーは、携わった車両が世に出た後、それが世界各国のどんな道でどう使われているかを実際に体験することはあまりありません。これを社員自ら現地の様々な道を運転することで、また新たな開発につなげていこうという試みです」と言うのは、同社モータースポーツマーケティング部の南川利樹主任。

現在、同プロジェクトは北米に移って進行中だ。「ここでは実験開発のメンバーだけでなく、事務方の社員など立場が異なる人間も参加しています。それぞれの立場で気づくこともあるからです。(豊田章男)社長も『道が人を鍛える』と言っています。社員全員が参加することはできませんが、一部でもいいから現地の道を走って現場の声も聞き、日本では分からないことを体験して、将来のより良い車造りにフィードバックさせたいと考えています」(同主任)

トヨタは持続的成長に向け「もっといいクルマづくり」とそれを支える「人づくり」を推し進めている。「五大陸走破プロジェクト」はその一環だ。北米の後は、アフリカ、ヨーロッパ、アジアの各大陸を走り、東京五輪開催の2020年をゴールにする予定だという。

《嶽宮 三郎》

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