【東京モーターショー15】ポルシェ、2台をワールドプレミア…「日本のファンを重視」

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東京モーターショー15 ポルシェブース
東京モーターショー15 ポルシェブース 全 5 枚 拡大写真
ポルシェは東京モーターショー15において、『マカンGTS』と、『911カレラ4』をワールドプレミアした。

あえて東京を世界初公開の場に選んだ理由について、「日本のユーザーや、ファンとの関係をポルシェがいかに重視しているかの表れだ」とは、ポルシェジャパン代表取締役社長七五三木敏幸氏の弁。前回の東京モーターショー13では、最近ポルシェのCEOに就任したDr.オリバー・ブルームが『マカン』を発表。「その時彼は、日本のユーザーがポルシェに対して抱いている熱い情熱について語った。そして、この情熱は、今も高まり続けているのだ」という。その結果、2014年、ポルシェジャパンの車両販売台数が、初めて年間5000台を上回り、前年比19パーセント増となった。七五三木氏は、「本年度も、新たな記録を打ち立てるほどの勢いを維持している」と好調さをアピール。

ポルシェにとって日本は、「アジアの中でも最も古くから存在する市場であり、ポルシェに関する深い歴史がある国だ」と七五三木氏。そして、「日本のユーザーは、ポルシェ911に対して特に熱い思いを抱いており、昨年ポルシェが日本で販売した車両のうち、約3分の1が 911モデルだった」とコメントし、「これは世界平均の2倍に相当するすばらしいものだ」と評価した。

東京モーターショー15のために来日したポルシェAG、911カレラ4ディレクターのDr.エアハルト・メスレ氏は、「911は我々のスポーツカーの象徴であり、マカンは、コンパクトSUVのスポーツカーだ。しかしこの2台にはポルシェのエンブレム以上の共通点がある」と話す。それは、「ポルシェの先進アクティブ 4WDシステムが搭載されている」とし、今回発表する2台は「マカンと 911に与えられたスポーティー性に対する評価を更に高めるものだ」と述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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