豊田通商、インドの自動車向け特殊鋼二次加工事業に本格参入

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新体制発足式(TTIPL広瀬Metal SBU長、Mirra & Mirra Shankar社長、TTC秦執行役員、鈴豊精鋼・鈴木社長)
新体制発足式(TTIPL広瀬Metal SBU長、Mirra & Mirra Shankar社長、TTC秦執行役員、鈴豊精鋼・鈴木社長) 全 1 枚 拡大写真

豊田通商は11月5日、インドの自動車向け二次加工会社 Mirra&Mirra社を関連会社化し、インドの特殊鋼二次加工事業に本格参入すると発表した。

豊田通商は、Mirra&Mirra社の株式を豊田通商45%、Toyota Tsusho India 40%、鈴豊精鋼15%の比率にて取得し、新体制を発足。特殊鋼二次加工(酸洗、熱処理、伸線、引抜)事業に本格的に取り組む。

Mirra&Mirra社は、インドにおける自動車のボルト・ナットなどでは唯一の独立系二次加工会社。チェンナイ港からの材料の輸入・製品の輸出の利便性が高いインド南部のチェンナイ市に所在しており、冷間圧造用鋼線(CHワイヤー)を月間3300トン生産している。

インド南部での自動車産業の集積化により、今後、同地区には多くの企業進出が予想されており、部品加工においても高水準の品質・コスト・デリバリー管理が必要となるとみられている。またCHワイヤーから生産されるボルト・ナットは特殊鋼分野でも高級鋼に分類され、今後、現地調達化のニーズが高まると予想されている。

Mirra&Mirra社は、高品質の二次加工技術を持つ鈴豊精鋼をパートナーとすることで、ローコストオペレーションを基盤としながらもニーズに合うよう改善を重ね、顧客の生産方式に対応可能な納期管理システムの導入および材料の現地調達化への貢献を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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