【東京モーターショー15】ブランドポジショニングの真っただ中…シトロエンブランドCEO

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シトロエン C4カクタス
シトロエン C4カクタス 全 8 枚 拡大写真

シトロエンブランドは、自由な発想で、独創性と、快適性を提供する。これは、シトロエンがユーザーに約束することだという。

そうコメントするのは、東京モーターショー15のために来日したシトロエンブランドCEO、リンダ・ジャクソン氏だ。

その快適性、“Feel Good”についてジャクソン氏は、「1950年代と現在とではこの意味は全く異なる」という。1950年代当時、舗装はひどい状態だったので、「快適性に対する我々のメインなアプローチは、サスペンションとデザインの革新的な解決だった」とし、その回答として「2CV」や『DS』があったという。

しかし、現在はそういう状況ではないとジャクソン氏。「シトロエンは、幸せなカーライフの概念を問い直す。物理的な快適さはもちろん重要だが、それだけでは十分ではないのだ」とし、「今日でのシトロエンの快適さは、広々として光あふれる車内や効率的な収納スペースだけでなく、便利なテクノロジー。例えば、低燃費エンジンやシンプルで直観的なインターフェイス。そして通信ネットワークへの接続性なども含めている」という。

ジャクソン氏は『C4ピカソ』を例に挙げ、「広々として明るく心地よいインテリアは、ロフトをイメージしてデザインされた。日本では1年前から販売開始されたばかりだが、すでにブランドのベストセラーだ」とし、シトロエンのFeel Goodを最も体現している車だとした。また、『C4』においても、「エンジンオブザイヤーを獲得した、PureTech130のような最新型エンジンも搭載し、優れた性能と燃費で快適なドライブをサポートする」と説明。

「自由な発想で、独創性とともに、これら快適性を提供することをシトロエンはユーザーに約束する」とジャクソン氏。そして、この約束をベースに、「プラントポジショニング強化の真っただ中にある」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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