出光興産は、大規模震災時の石油製品輸送支援訓練の一環として、塩釜油槽所(宮城県塩竈市)で行われた陸上自衛隊東北方面隊への石油製品供給訓練に参加した。
東日本大震災では、被災地を中心に、燃料不足が深刻な問題となり、自衛隊車両による救助にも影響した。
今回の訓練では、人命救助などの活動に従事する自衛隊へ燃料供給時、連携を強化するため、陸上自衛隊東北方面隊が所有する輸送車にドラム缶で直接積み込む訓練を行った。
陸上自衛隊東北方面隊と、同社の塩釜油槽所が共同で実動訓練を行うことで、緊急時に石油製品を供給するための一連の手順を確立した。
同社は「みちのくALERT2014」で行った燃料連携訓練を深化させた訓練の実施を通じ、さらなる災害対応力の強化を図るとともに、大規模災害発生時も、石油製品を安定供給できる体制を構築するとしている。