【MINI クラブマン 新型】MINI言語取り入れた「シューティングブレークコンセプト」

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MINI クラブマン
MINI クラブマン 全 8 枚 拡大写真

新型MINI『クラブマン』は、いわゆる“シューティングブレークコンセプト”だという。

シューティングブレークは、「イギリスで主に発達したボディタイプで、スタイリッシュなクルマをベースに狩猟に行く時のライフルや、用具が積めるように機能性を高めたクルマだ」と話すのは、BMW MINIディビジョンプロダクト・マーケティング マネジャーの岡田信之さん。

MINIでは、「50年ほど前に『クラブマンエステート』、さらに以前はモーリス『ミニトラベラー』にこのコンセプトのルーツがある」という。また、BMWグループになってからは、 2008年にMINI『クラブマン』を発売し、今回発表したのは2代目となる。

新型クラブマンのデザインに関して岡田さんは、「どこから見てもMINIとわかるデザインを狙っている」とコメント。これは、「MINIのデザイン言語、あるいはデザイン文法の定義を踏まえたうえでデザインしているからだ」と述べる。

具体的には、「MINIならではの六角形のグリルや、円形のヘッドライトなどは一目瞭然だ」と岡田さん。そのほかに、新型クラブマンとして、「拡大された全幅によって感じられるゆとりやエレガンス、あるいは余裕といったものが感じられるデザインに仕上げている」とコメント。

さらに、「グリルのバーや、フォグランプ周りにクロームを入れるなど、ふんだんにクロームを使うことで上級感、上質さを感じられるデザインにしている」と説明。

そのフロントのフォグランプの脇には、空気の取り入れ口があり、これは、そこから空気を取り込んで、回転しているホイールの周囲を覆う効果を狙っているのだ。「これは、ホイールの回転による空気の乱れを抑制するエアカーテンとなり、フロントのホイールアーチの後ろから空気を抜き、ホイールハウスに滞留しがちな空気を積極的に排出する。つまり、デザイン面でも効率が追求されているのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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